龍体文字のフトマニ図とは?48の文字が織りなす神の座席図

龍体文字のフトマニ図とは?
リュウカ

この記事では龍体文字のフトマニ図についてなるべく詳しく紹介しています😊🐉

日本語の音を表す文字は、ご存知の通り48種類あります。しかし、現在では使われなくなった「ゐ」と「ゑ」を除けば、一般的に使われるのは46文字です。30種類ほど存在する神代文字と呼ばれる、日本の神話に登場する神々が使用していたとされる文字も同様で、種類によって48文字が揃っていないものも多く存在します。

ところが、龍体文字と呼ばれる神代文字は、48文字全て欠けることなく揃っています🐉
これは、龍体文字が他の神代文字よりも古い時代に生まれたと考えられるため、文字の省略や消滅が起こる前の段階で体系が確立されていたものだと推測されています。

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目次

「神の座席図」フトマニ図に秘められたメッセージや効果

フトマニ図に秘められた意味
  • 宇宙のエネルギーを凝縮した八芒星(はちぼうせい)
  • 宇宙が創造した森羅万象
  • 強いパワーを持つ祓いの祝詞
  • 五穀豊穣(ごこくほうじょう)と心身の健康をもたらす歌

48文字を円形に並べたものが「フトマニ図」と呼ばれる図表です。フトマニ図は、豊受大神(トヨケ神)が伊邪那岐命(イザナギ)・伊邪那美命(イザナミ)という二柱の神に授けた、いわば「神の座席図」のようなものです。円形に配置された一文字一文字を神に見立て、48の神々が鎮座している様子を表現していると言われています。

フトマニ図は、単なる文字の羅列ではありません。イザナギ・イザナミの子である天照大御神(アマテル神)は、フトマニ図の内側から数えて3番目の円に書かれている「あいふへもをすし」と、4番目の円に書かれている2文字ずつの言葉を組み合わせて作られた128首の和歌を編集し、占いの元としました。その和歌集が、ホツマ文字で書かれた古代文献の一つ「フトマニ」です。フトマニ図は、この和歌の基となった重要な役割を担っていたのです。

フトマニ図は、その中に強力なパワーや効果を秘めていると言われ、その渦巻と幾何学模様には、宇宙の誕生と生命の源泉を解き明かす鍵が隠されていると言われています。
古くから護符として使用され、神仏の加護を持つものとされてきました。

イザナギとイザナミの創造の力「あうわ」

まず、フトマニ図の中心には左回りと右回りの渦が描かれています。その間にある図は、子宮と卵巣を象徴しているようにも見えます。

左回りが「あ」中心が「う」右回りが「わ」で「あうわ」と読み、宇宙の始まりを表していると言われています。

左回りは拡大するエネルギーを表す男の神様・イザナギ右回りは収縮するエネルギーを表す女の神様・イザナミの象徴と考えられています。

何もないところから何かが生まれるとき、まず拡大が起こり、次に収縮することで物質が形成されます。素粒子から地球や太陽まで、この世のあらゆるものは、この拡大と収縮のエネルギーによって誕生したのです。

イザナギの拡大のエネルギーと、イザナミの収縮のエネルギーによって、この世が誕生した「国産みの物語」がフトマニ図の中心に描かれています。

「あうわ」の持つ神秘的な力

「あうわ」は、私たちに宇宙の調和と愛のエネルギーを与えてくれる存在です。
「あうわ」と共にあることで、私たちは心身のバランスを整え、潜在能力を引き出し、より豊かで幸せな人生を送ることができるでしょう。
「あうわ」には、以下のような神秘的な力があるとされています。

「あうわ」の持つ神秘的な力
  • 波動を整える
    乱れた波動を整え、心身のバランスを調和させます。
  • サードアイを活性化する
    直感力や洞察力を高め、潜在能力を引き出します。
  • 願望を引き寄せる
    強い意志と「あうわ」の力によって、願望を現実化させます。
  • 高次元の存在と繋がる
    霊的な感性を高め、高次元の存在との繋がりを深めます。
  • 生命エネルギーを活性化する
    生命力を高め、健康と活力をもたらします。

フトマニ図に刻まれた2番目の円「とほかみゑひため」

フトマニ図の内側2番目の円には、「とほかみゑひため」という文字が書かれています。これは神道で最高の祓い言葉とされる「三種の祓(はらい)」の一文字であり、悪を祓い、強力なパワーを持つ言葉として知られています。

八芒星(はちぼうせい)が持つ意味

「とほかみゑひため」の文字をたどっていくと、八芒星が現れます。エジプトのピラミッド、密教の曼荼羅(まんだら)、ヒンドゥー教のマントラなど、幾何学模様(きかがくもよう)にはエネルギーを集めたり高めたりする意味が込められていると言われています。

フトマニ図の八芒星も同様に、エネルギーを集めてパワーを高める役割を担っていると考えられます。

フトマニ図の内側3番目の円「あいふへもをすし」

フトマニ図の内側3番目の円に書かれた「あいふへもをすし」という文字列は、古事記にも登場する「あわの歌」の頭文字として知られています。この歌は、ホツマ文字で書かれた3300年前の文献「ホツマツタエ」の最初の章に記されていて、イザナギ・イザナミ神が国の秩序回復と五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願い歌ったとされています。

あわの歌の歌詞

ア カ ハ ナ マ
イ キ ヒ ニ ミ ウ ク
フ ヌ ム エ ケ
ヘ ネ メ ヲ コ ホ ノ
モ ト ロ ソ ヨ
ヲ テ レ セ ヱ ツ ル
ス ユ ン チ リ
シ ヰ タ ラ サ ヤ ワ

天地の調和を奏でる歌声

イザナギ神とイザナミ神が即位した頃の日本は、天候不順で稲作も不良、国の秩序も乱れていました。そこで、二柱の神はまず国民の言葉を正し、秩序回復を目指すことを決意します。そして、天地の恵みを呼び込む歌として「あわの歌」を作りました。

「あ」は天・父を表し、「わ」は地・母を表すと言われ、上の24音をイザナギ神が、下の24音をイザナミ神が歌いながら、琵琶の原型であるカダガキという楽器を奏でました。この歌は、単なる言葉の羅列ではなく、天地の調和を奏でる神聖な音楽です。

五穀豊穣(ごこくほうじょう)と心身の浄化をもたらす歌声

「あわの歌」は、五穀豊穣を祈る歌であると同時に、五臓六腑や全身の細胞を活性化し、心身ともに美しくすこやかになるとも言われています。また、一文字も重複せず48文字すべてを使って構成されていることから、当時の人々が日本語の48音を覚え、正しく発音できるように作られたと考えられます。

リュウカ

以下のYouTubeチャンネルで素晴らしい「あわの歌」を歌っているのでぜひ見てみてくださいね😊

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